今日は神戸消化器クラスター研究会でした。100名ほど集まって盛会でした。今回は関係病院の紹介を12施設からお願いしました。紹介内容として、病院の現状と教育指導体制についてお願いしたところ、それぞれの病院から熱心な発表があり、1時間延長するほどの熱気に溢れていました。

研究発表として、藤田剛特命教授から、バイアスピリンの消化管粘膜傷害についてのプロトンポンプ阻害薬の効果をみる医師主導臨床試験の結果を報告してもらいました。本研究会の参加施設が共同で行った臨床試験であり、すばらしい結果でした。近く、学会発表と、論文発表を行う予定です。特別講演には仙台オープン病院から藤田直孝先生が「胆道疾患の内視鏡的診断と治療」について講演していただきました。東日本大震災で多大な被害を受けられて、本日のご講演も実現できるのか心配していましたが、お忙しい中、神戸にお越しいただき、先生の長年の臨床実績を発表されると同時に、内視鏡教育についても当方に大変勉強になる教育システムを示していただきました。