先週金曜日に教室の歓迎会を開きました。今回13名が新たに加入し、看護師さんや臨床検査技師さんたち総勢95名が集まりました。
今年度は、これまでの基礎固めを最終的に整備し、大きな飛躍の年と位置付けています。丁度、研究室がグローバルCOEの基礎・臨床融合の分野として、消化器内科学分野の研究室が基礎研究棟に移動し、念願のスペースも十分確保されました。研究も吉田准教授の指導のおかげで、今年4年生になる院生の仕事も順調に最終段階になり、論文がまとまってきています。また、新たな大きな展開に発展しているテーマも幾つか出てきました。臨床面では、久津見特命教授と佐貫助教を中心とした胆・膵内視鏡診断・治療、豊永准教授と森田助教を中心とした消化管内視鏡診断と内視鏡的粘膜下層剥離術による内視鏡治療、瀬尾講師と矢野助教を中心とした肝疾患の診断・治療、奥野助教を中心とした消化器癌化学療法と、消化器の全ての領域において充実した診療が出来ています。さらに、工学博士である松岡准教授を中心に医療機器開発も、順調に進んできており、スーパー特区により大きな展開が期待されます。
先週の歓迎会の締めくくりに、久津見特命教授が、「大きく拡大した組織には小さなほころびが生じてくるものですが、皆でかばいあいながら、ほころびを未然に防ぎ、大きな飛躍を実現しよう」と挨拶してくれました。皆の力を結集して、世界に羽ばたく日本一の消化器内科学教室を目指しましょう!