昨夜は8時ごろまで会議があり、その後、先端医療センターとの「体腔内MI」の共同研究に行ってきました。森田助手と大学院生1名は先にサンプルを持って先に行ってくれており、センターに到着した時は準備が完了しまさにサンプルをスキャンする時でした。前回はブタの胃を用いて、超音波内視鏡像を上回る胃の層構造が得られましたが、今回は胃癌の摘出標本を用い検討することにしました。今回の結果では、癌の病変部位を同定することが出来、深達度診断も可能でした。また、粘膜下層や筋層の構造が超音波内視鏡より詳細に見ることができ、癌の浸潤範囲・程度を検討する上で有効であるように感じました。後日、組織の病理切片を作成し、体腔内MRの像と比較すると明確な答えが得られると期待しています。いろいろ議論して、一区切りがついたら11時半になっていました。毎回感じることは異分野の研究者との話し合いは楽しくあっという間に時間が過ぎていきます。森田助手と院生と共に大学に戻ったら12時を廻っていました。夕食もとらずに先端医療センターの研究室に缶詰だったため、皆で深夜ラーメンを食べましたが、空腹に実験結果の満足感も加わって、ラーメンがなんとおいしく感じたことか。今月もう少しで51歳を迎えるおじさんがとも思うのですが、このような楽しいことは止められません。また、大学院生に「教授がすることで無いから止めて下さい」と言われてしまいそうです。
昨年2月に教授として神戸に赴任してから、若い人たちを気遣って極力自分自身を抑えていたように思います。しかし、私はやはり現場主義を通したいと思っています。私は診療が好きだし、教育が好きだし、研究が大好きです。可能な限り若い人たちと一緒に現場で働いていきたいと思っています。ついていけなくなった時が退く時でしょう。
今日は高校時代の同級生の会が夜あります。高校卒業後初めて会う人もいるかと思います。楽しい時間が持てることを期待しています。
楽しいことが続き、ついつい依頼原稿や書類整理が延びてしまいます。研究費の申請書は早急に書き上げなくては---。